講座2「かって石狩に道内最大の油田があった」2回目
2010/05/31
5月23日(日)、「いしかり歴史百科Ⅰ(油田)」の2回目。今回は、石狩油田跡を現地見学して学びます。
田中實さんの案内でバス移動。若生地区→厚田区無煙浜→八の沢→五の沢と巡回しました。
田中さんは、前回石狩油田についての分厚い資料を用意されたにもかかわらず、今回また関連の追加資料を用意されていました。受講者にできるだけの情報を伝えようと努力されるその姿勢には本当に頭が下がる思いがします。
最初は、若生地区(石狩川右岸)から対岸を望んで、石狩川に送油管線が渡されていた往時を偲び、それから無煙浜で、今は火災の危険を防ぐためがっちりコンクリートで固めてある厚田油田跡を見学。まだ噴き出している天然ガスのため水に浮かんでいる油膜も見る事が出来ました。
厚田を見た後は、八の沢の油田跡へ。八の沢鉱業所跡碑と当時の様子を復元した現地図、八の沢小学校跡を見学。
近くにある油田跡や伊夜日子神社にも行って当時のお話を聞きました。
最後に五の沢神社を見学してから、公民館に戻り、解散しました。
八の沢に最初に入植した農家のこと、五の沢の農家の畑に設置された石油貯蔵タンクのこと、高岡の集落は内地式の集まった集落(北海道は1軒1軒が分散している)であることなどバスの中でも随所に面白いお話を聞く事が出来た講座でした。