「石狩歴史百科Ⅰ(油田)」
2010/05/30
講座2「いしかり歴史百科」"かっていしかりに道内最大の油田があった"の1回目が5月16日(日)に行われました。講師は、石狩市郷土研究会顧問の田中實さんです。
この講座は2回シリーズで1回目は講演、2回目は油田跡を現地見学しながら学びます。
田中實さんは、昨年度も何度か市民カレッジ講座の講師をされ、毎回詳細な資料を用意されての講演でカレッジ生には人気抜群です。
今回も22頁の分厚い資料を用意されていました。
最初に油田跡についてのビデオを見てから、講演に入りました。
講演で田中さんは先ずこう切り出されました「今日は、今まで話したことのない事を話します」
そうして石油はどうしてできるのかということや世界や日本の石油事情を紹介することから話をはじめられ、安政年間に発見された石狩油田について、90分と云う時間の中で要点だけをまとめてきちんと話をされました。
石狩油田史を書かれた地元出身の岩本龍夫さんのこと、掘削を指導した桑田技師と桑田農場のこと、生振で採れた岩鉄など石狩の鉱物資源のこと、石油鉱ヤグラが破壊された石狩空襲の事等など多岐にわたるお話を聞かせていただきました。
2回目の現地見学会が楽しみに待たれる内容の濃い講演でした。