講座11‹芸術・文化コース›「和楽器の世界」を学ぶ
2010/10/13
10月13日(水)講座11「和楽器の世界」第一回『三味線の世界』が北コミニュティセンター2階会議室で行われ、31名が参加しました。
講師の沖田鈴軒さんは和楽器に興味を持ち60歳過ぎから習い始め、これまでに三味線、尺八、箏、太鼓と数多くの和楽器を学び、今は師範や音楽技能検定邦楽の資格をお持ちです。もうすぐ88歳になられる中藤喜代さんは助手を務められましたが、70歳を過ぎてから始められたとのことです。参加者にはこれから始めようとすれば間に合う年齢の方が多いので、会場からは感嘆の声が上がっておりました。
沖田講師からは三味線の歴史、種類、部品などの構造、の説明がありました。三味線の奏法説明後、黒田節をお二人で本手と代手にわかれて合奏しました。
その後沖田さんと中藤さんにより黒田節、さくらさくら、荒城の月、北国の春、野崎小唄の演奏があり、多くの参加者が演奏に合わせて歌いました。
参加者の中には石狩翔陽高校に通学しているカナダの姉妹都市キャンベルリバーからの留学生がおられ三味線演奏を体験しましたので、きっと良い思い出になったことと思います。
熟年以上の年代の方には日本の楽器が学校教育の音楽にはなかったので、新たに目を開かれる思いで講演を受けたことでしょう。和楽器に触れた事のない方々にとって、初めて和楽器に目を向けて解説してくれるこの講演会5回シリーズは尺八、箏、太鼓と続くのでとても貴重なものと思われます。
受講者からも
「とてもおもしろかった、三味線のことが良くわかった。アシスタントの中藤さんが素敵でした」
「邦楽に興味のある方が多いのに驚きました。とてもわかりやすい解説で楽しかったです」
「楽器の説明をとても詳しくしていただきました。今回の講座の前に三味線の入門書を見てきて、実物が見られてとても良かったです」
「現実を忘れて、三味線に熱中してしまった!」
「三味線は始めてさわってみました。習いたいと切に思いました・・・?感動でした」
などのコメントが寄せられ、皆さん三味線を大いに楽しまれたようです。