講座11《芸術・文化コース》「和楽器の世界を学ぶ」
2010/11/24
11月24日(水)講座11「和楽器の世界を学ぶ」の第4回「打ちもの」《太鼓の世界》が花川北コミュニティーセンターで行われました。参加者は23名。講師は沖田鈴軒さんです。
和楽器シリーズも「三味線」「尺八」「箏」と続いて今回は「太鼓」を学びます。
最初に太鼓やその他の打ちものについて、沖田さんから詳しい説明を受けて勉強しました。
太鼓には、くりぬき式と桶胴式があり、くりぬき式の材は最高材の欅のほか楠(くす)や栃(とち)桶胴式では桐や檜、杉が使われるそうです。又、革は牛皮が多く、馬皮や羊皮も使われるようですが、国によっては魚の皮、浮き袋、トカゲの皮などを使うところもあるとのこと。
一通り太鼓・打ちものの説明を聞いた後は、紙にプリントした〆太鼓と平太鼓を割り箸のバチで打つ体験をしました。
前奏・間奏・後奏・お囃子の時は右側の平太鼓を、唄の部分は左の〆太鼓を打つのですが、これがなかなか難しい。ソーラン節のメロディーに乗って快調に、とはいかなかったのですが、それでも気が付いたら、夢中で割り箸のバチを動かしていたのでした。
そして、いよいよお待ちかねの、実演。
沖田さんの三味線と「八幡民謡太鼓の会」さんの太鼓とカネで演奏された、ソーラン節、ナット節、馬追い唄を、一同聞き惚れたのでした。
最後に、もう一趣向あって、「五木の子守唄変奏曲」を聞いて、使われている和楽器を書き出すクイズに挑戦したのでした。いつもながら講師の沖田さんの、受講者を楽します工夫には頭が下がります。沖田さん、ありがとうございました。
シリーズの4回目になる今回も、太鼓のことを学び、試し打ちを行い、実演も聞かせて頂いて、大変充実した時間を過ごしたのでした。
受講者からも
「先生のお話、とてもわかりやすくおもしろかったです。何も知らないジャンルのお話で、少し難しいと思った所もありましたが、色々な太鼓、〆太鼓、平太鼓の違いなど初めて知りました」
「今回は色々な太鼓の音を聞かせていただき楽しかった。最後に聞いた民謡が素晴らしかったです」
「とても楽しい講座でした。実際に太鼓を打ってみて心がうきうきして気持ちが明るくなりました(紙の太鼓でもとても楽しくなりました)民謡をやってみたくなりました。花子さん達とても美声でした。楽器当てクイズの五木の子守唄は素晴らしく、聞き入ってしまいました」
「太鼓のリズムは意外と難しかったですが、楽しかったです。ありがとうございました」
「全講座大変おもしろく、勉強になりました。講師の方のお話もわかりやすく最高でした。また、お願いします」
「八幡民謡太鼓の会の人の出番もたくさんあって楽しかった」
「いろいろな楽器が学べておもしろかった、実技がよかった」
「大変さわやかな先生で良かった。また、何か近い内に講習を受けたい」
等などのコメントが寄せられ、皆さんたっぷり楽しみながら学ばれたようです。
次回の最終回は、お楽しみ「ミニコンサート」です。