講座14 《芸術・文化コース》 杉浦篤子さんと美術を楽しむ『アートって何?』
2010/12/02
11月30日(火)講座14 杉浦篤子さんと美術を楽しむ『アートって何?』の第3回「キャンドルを作ってみよう」が市民図書館視聴覚室で行われました。参加者17名。講師は、杉浦篤子さんです。
杉浦さんは、札幌時計台ギャラリーで隔年、キャンドルクラフト展を開催されていて、2003年には、キャンドルクラフト大賞展(東京)で大賞を受賞されています。
最初に、自然発火の火を利用した大昔から現代までのキャンドルの歴史やワックスの種類、日本各地の火祭りや世界のクリスマスなど火を使うアートについて学びました。
そして、さあ、いよいよキャンドル作りです。
材料は、4つのグループに分かれて座った一人ひとりに、円錐形1個とたまご型か円形の物1個、計2個のベースキャンドルが配られました。
作業は、この真っ白なベースキャンドルに、8色のカラーシートをちぎって貼り付け、模様を描いていきます。
始まってみると、考えるより手のほうが先に動いてカラーシートをどんどん貼り付けていく人、慎重に構図を考えながらゆっくり進めていく人など、様々です。
作りながらも、あちこちから声があがって、皆さん和気あいあい、楽しそうです。
こういう時は、隣がどんなものを作っているか気になるもので、ついつい横目で見てしまいます。「あら~、可愛いネ!」「素敵だ~」どうしても、ひとの物は素晴らしく見えます。
それでも、思い思いの趣向で飾られたキャンドルが出来あがり、最後に、コーティング用のパラフィンに5秒漬けてゆっくりと引き上げたら完成です。
出来あがった素敵なキャンドルの数々!
実際に自分でキャンドル作りを行った今回は、いつもの講座とはまた違った楽しさを体感したのでした。
受講者からも
「楽しい2時間でした。久し振りに小学校の図工を思い出しました。まわりの皆さんも和気あいあいでした」
「普段なにげなく使っているローソクですが、今日の実習講座でいろいろな模様のローソクを見て、本当に楽しかったです。また、こういう企画があったら、参加したいと思います」
「手軽に作り"雪あかり"を楽しみたいと思います」
「初めてのキャンドル作りもどうなる事かと思ったが、要領を得ればデザインを考えながら楽しい物だと思いました」
「キャンドル作製とても楽しかったです。『アート』については、もっと掘り下げて、絵画とは、についてもお話が聞きたかったと思いました」
「キャンドル作りは初めてで、とても興味がわいてきた。予備知識があれば、もう少しセンスの良い配色ができたかも?」
「第3回目のローソクづくりは、久し振りに粘土で遊んだような気分になれて楽しかったです。昔から図画工作は苦手だったのでちょっと心配でしたが、自分なりのものが出来たと思います。手を使う時間があったのが良かったです」
「キャンドルをつくるという体験は初めてでした。デザインはともかく、とても楽しくつくることができました。次はもつとレベルアップをして芸術作品に近づけたらと思います」
等などの声が寄せられ、皆さん楽しいひと時を過ごされたようです。