12月12日(水)講座12『牛乳をもっと知ろう』の第2回「乳製品についてもっと知ろう」を花川北コミュニティセンターで行いました。講師は、北海道大学名誉教授で酪農学園大学特任教授の仁木 良哉さん、受講者は33名でした。
今日の講座では、各乳製品の製造法、その食品としての特徴などが、解りやすく話されました。
そのお話の概要は
◆バターについて
・バターは牛乳の脂肪を集めて作られた食品で、種類としては、加塩バター、無塩バター、醗酵バターがある。
・牛乳からバターを作る方法(講座の後半に体験学習をする。)
・バターの保存
冷蔵しておくこと。残ったバターは容器のふたをきっちり閉める。臭いの強いものと一緒に置かない。
◆チーズについて
・チーズとは、乳に乳酸菌とレンネットを使って、牛乳のタンパク質を豆腐状に固め、水分を除去し、熟成して作られる発酵乳製品。
・チーズの分類
ナチュラルチーズ(軟質・反硬質・硬質・超硬質の各チーズ)とプロセスチーズに分類される。
・チーズの製造工程
◆ヨーグルトについて
・ヨーグルトとは、牛乳などを乳酸菌や酵母で醗酵したもの。
・ヨーグルトの製造法
・メチニコフの不老長寿説
ヨーグルトに含まれるブルガリカスの生菌が大腸の腐敗菌の増殖を抑え、早期の老衰と短命防止に寄与すると推論。
この後、体験学習(バターを作ってみよう)に入りました。その手順は、次の通りです。
5つのテーブルに分かれての体験学習で、皆さん楽しんでやっていました。
講座の最後に作ったバターや講師が持参されたヨーグルト、チーズを皆で食し、楽しい雰囲気となり、班の人と仲良く話せたりして、大変うれしい講座でした。
受講生からは
「高温殺菌と超高温殺菌の違いについてのお話しはありましたが、低温殺菌の場合はどうなのでしょうか。」
「『牛乳についての良くある質問』のところ、もっと知りたいです。」
「『食べ物アレルギーの原因となる主要な食べ物』の資料、是非お願いします。」
「わかりやすい内容で、良かったです。」
「牛乳について沢山のことを学びました。スタッフの方々、準備、後片付けご苦労様でした。」
「頂いた醗酵バターが普通のバターと、どう違うのか解らなかったけれど今回の講座で納得しました。」
「チーズ、バター、牛乳等の乳製品を毎日の食事に取り入れ、健康に、美容に役立てたいと思います。大変有意義な講義ありがとう御座いました。」
等の声が寄せられました。