12月5日、まちの先生企画講座3『楽しいハンドメイド』の第3回「正月用和飾り」が花川北コミュニティセンターで行われました。講師は、プラザ310を主催されている佐藤由紀子さんで、参加者は17名でした。
楽しいハンドメイドもいよいよ最終回の講座で、作るものは正月用和飾りでした。今回のセットも、しめ縄のタイプと置くタイプの2種類が用意されておりました。講師の佐藤さんは、正月用の飾りとあって華やかで店先にないようなセットを組んでみたとのことでした。受講生は、それぞれ希望のセットを選び席に着き、作業に入りました。
佐藤さんは、最初にしめ縄タイプの作り方の手順を説明してくれました。最初に、輪状に結ばれたしめ縄の方向を定めます。結び目が下向きでも良し、横向きでも良いとのことです。次にしめ縄の上に置く飾り付けの水引の位置を決め、ホットボンドで固定します。これらを土台に飾り物を付けていきます。赤や白、黄色の花をバランス良く配置し、松を添えて固定していきます。
置くタイプは、花瓶のセットです。花瓶の中には飾り物を差し込んでいくための土台があらかじめセットされており、これに花などを差し込んでいきます。最初に基本となる水引を花瓶にセットし葉っぱで押さえ、その後ろ側に松を配置します。次に色とりどりの花を差し込んでいきます。このタイプは、飾り物がボンドで固定されていないため、何日か後に作り替えることも可能とのことです。
各テーブルの上には、赤や白、黄色の花、そして松などが所狭しとおかれ、会場全体がとても華やかです。窓の外には雪がちらついており、正月の近さを感じさせていました。
講師の佐藤さんは、今回も各テーブールをまわり一人一人にアドバイスをしながら補正をしていきます。佐藤さんは、「とてもバランス良くできてますよ。」、「手を加える必要が無いほどです。」と褒めながらも、飾り物の位置を変えたり、葉を付け加えたりしていきます。作品の見栄えが一段と良くなります。水引の先を少し曲げるだけでも、雰囲気が変わります。最後に、アクセントとなる賀正と書かれたプレートや、福と書かれた飾り物を付けると出来あがりです。
時間の余った方は、二つ目の制作に入る人もおりました。しかし、正月飾りは、神様に捧げるもののため、人に差し上げるのはいけなくて、必ずお金をいただいて下さいとのことでした。しめ縄制作の方からは、「どんど焼きに出すのはもったいない。」との声もありました。佐藤さんは、焼くのは飾り物全体を外したしめ縄だけで、飾り物は他の木製で出来た土台などを買ってきて付けると、和飾りになるとのことでした。全員の作業が終わったところで、佐藤さんがそれぞれの作品をラッピングしてくれました。この間、各受講生は他のテーブルをまわりそれぞれの受講生が作った作品を鑑賞しました。
このようにして第3回目の講座は、終了しました。最後に佐藤さんから「皆さん、とても上手になりました。そして、作ることの楽しさを掴んで頂いたと思います。」と講評がありました。全員で佐藤さんへ感謝の拍手を送り、3回にわたる楽しいハンドメイドの講座を終了しました。
受講生の皆さんも楽しく受講していただいたようで、
「季節の飾りを楽しく作りました。」
「先生がやさしく指導してくれたので、楽しく作品も出来てとても良かったです。」
「楽しく過ごさせていただき、作品も嬉しい出来でワクワクしました。」
「季節の飾り物グッドタイミングでした。」
他にも楽しかった、満足したなどの感想が寄せられました。また、
「今後とも年に1回位は、手作り教室を入れて欲しい。」
「ぜひ、ぜひ、今後もこの講座を開催していただきたい。春や夏の飾りも作ってみたいです。」
と、今後の期待も寄せられました。