3月8日(金)、まちの先生企画講座4『おいしい紅茶の淹れ方』の第3回「ロイヤルミルクティーのおいしい淹れ方」が花川北コミュニティセンター調理室で行われました。講師は、日本紅茶協会認定ジュニアティーインストラクターの勝又徳子さんで、参加者は14名でした。
えっ~ 鍋で紅茶を淹れるの
『おいしい紅茶の淹れ方』もこの日が最終回。勝又さんはせっかくですので、ぜひティーパーティーを楽しみたいと、事前の準備も時間をかけて行いました。調理台の真ん中にテーブルクロスを敷くと、豪華なテーブルが出来ました。
この日も勝又さんは、講座の始めに「前回の後、紅茶を淹れてみた方おられますか」の質問。ほぼ全員が挙手。「前の時は3人しか淹れてみなかったのに、今回は皆さんが淹れてみたようで嬉しいです。紅茶を日常のお茶にして欲しいです。」と勝又さん。
今回も最初は勝又さんによるデモンストレーションで、受講生はそれぞれの椅子を持って勝又さんの調理台の前に並びました。
ロイヤルミルクティーは、濃厚な紅茶にミルクをたっぷり入れた贅沢なミルクティーという意味で、日本での命名とのことでポットや鍋で淹れることが出来るとのことでした。えっ~、ロイヤルミルクティーって鍋で淹れるの~。
勝又さんは淹れ方の説明をしながら、片手鍋に紅茶茶わん一杯のお湯とミルク一杯を入れ、鍋を火にかけます。沸騰寸前にあらかじめお湯に浸しておいた茶葉を入れ火を止め、軽く混ぜて3~4分蒸らします。蒸らし終わったら軽く混ぜて茶漉しを使ってポットに入れます。2杯分のできあがりで、カップに注ぎ分けます。
次は、マサラチャイの淹れ方です。マサラチャイは、インドの伝統的な飲物とのことで、マサラとは「色々混じった」という意味とのことです。鍋に茶葉とスパイスを入れしっかり蒸らすのがコツとのことです。スパイスはお好みで入れるとのことですが、今回はシナモン、カルダモン、クローブ、生姜などが用意されていました。ミルクティーに比べ、濃厚な感じがします。
さあ~ 実習です
勝又さんの淹れ方を頭に入れて、それぞれの調理台に戻り実習です。一般の紅茶教室では、講師の説明と淹れ方までで、実習までしないところが多いようです。実際に淹れるとなるとヤカンやポット、人数分のカップ等を用意しなければならず、準備と手間が掛かるためのようです。
鍋にお湯、ミルクそしてお湯に浸した茶葉を入れます。
出来上がったミルクティーを茶漉しを使ってポットに移します。こぼさないよう慎重に。
やあ~おいしくはいりましたね。
最後は楽しくティーパーティ
講座の最後は、ティーパーティーです。イギリスにおけるティーは、洗練された社交「アフタヌーンティー」として発展してきたとのことです。「ティーパーティー」といえばアフタヌーンティー(午後の紅茶)を意味し、多種多様なティーフーズ(お菓子類)と気持ちのこもったティー、そして会話を楽しみながら午後の一時を共有するのだそうです。
今回の講座でも、勝又さんが手作りした3種類の菓子が添えられました。各テーブル(調理台)には、テーブルクロスが敷かれサンドウィッチ、スコーン、マドレーヌが並べられました。菓子に付けるジャムなども並んでいます。
それぞれのテーブルでは、菓子と紅茶をいただきながら話しが弾みます。
各テーブルで楽しくティーパーティを楽しんでしている時、スタッフも勝又さんに淹れていただいたティーを楽しみました。お菓子もおいしくいただきました。
最後のティーパーティーは、皆さんの顔も馴染み話しも弾み楽しくティーやお菓子を頂き、3回にわたる講座を終了しました。
受講生之皆さんがこの講座を受けようとした動機は、「本格的な紅茶の淹れ方に興味があった」、「基本を学んでゆとりの時間を持ちたかった」、「家でもおいしく淹れて楽しみたかった」などと、ティーバッグなどではない本格的な淹れ方を学びたかったようでした。この希望は充分満足されたようです。
講師の勝又さんも大勢の前で本格的な淹れ方をするのは初めてとのことで、たいへん緊張もし、自宅で何回も練習されたようです。講師の方も受講生の方も楽しく過ごせた講座のようでした。
寄せられた感想も、
・講師の熱心なお話しと指導により、おいしいティータイムを演出していただき楽しかったです。
・お茶の準備からお菓子まで、本当に先生の一生懸命に伝えたいという気持ちが伝わってきました。
・毎日のライフワークとして紅茶をたしなむ時間をもち、ゆとりのある生活を送ってゆきたいと思います。
・リラックスした雰囲気で先生手作りのお菓子をいただきながら、おいしい紅茶をいただきとても幸せでした。
等々、多くの楽しかったとの感想をいただきました。