11月21日(木)まちの先生企画講座5『おうちスィーツを作ろう』の第1回「バラ型フィナンシェ」を花川北コミュニティセンター料理室で行いました。講師は、製菓衛生士でフードコーディネーターの辻まやさん、受講者は18名でした。
「皆さん、こんにちは!今日は、バラ型でフィナンシェを作ります。材料はご自分で手に入る物ばかりですので、よろしくお願いします。」と辻さん。3班に分かれた受講者のテーブルには、今日使う材料と道具がすでに並べられています。
「それでは、まず私がデモンストレーションで作ってみますので、皆さん、前に集まって下さい。」
まず、材料の説明がありました。卵白150gはM玉5個分、アーモンドパウダーは、アーモンドをゆでて皮を剥いたものだそうです。
型にバターを塗っておきます。
薄力粉とアーモンドパウダーを合わせてふるいます。
オーブンを170℃に予熱しておきます。
次に、フィナンシェの出来を左右する焦がしバターを作ります。
弱火でゆっくり加熱するのがコツ。焦げる寸前で火を止め、鍋底を水にあてて色止めします。
焦がしバターが出来たら、今度は生地作り。大ボールに、卵白、砂糖、はちみつを入れて、泡立て器で泡立てないようにやさしく混ぜて材料をなじませます。
さらにふるっておいた薄力粉とアーモンドパウダーを入れて、混ぜます。液体と粉で馴染みにくいので焦らずゆっくり混ぜます。
混ざったら、それに焦がしバターを半分づつ分けて入れます。
生地を型に流し入れます。デモンストレーションでは、バラ型ではなく、フィナンシェ本来の平型を使いました。
170℃のガスオーブンで20~25分焼けば出来上がりです。
辻さんのデモンストレーションで学習した後、今後はいよいよ受講者が作る番です。
果たしてうまくいくでしょうか?
しかし、そんな心配など要りませんでした。
スイーツ作りの講座を受けようと云う方たちですから、こう云う事には慣れているのでしょう。皆さん、戸惑いもせず、焦がしバターを作る人、生地を混ぜる人、それぞれ役割分担してスムーズに作業を進めていました。
でも、焦がしバター作りは、責任重大!これのでき具合が、その班の成果を左右します。各班とも、慎重に混ぜ、焦がし具合を辻さんに確認してもらい・・・
慎重に混ぜた甲斐があり、どの班も上手にできました。
出来上がった焦がしバターを生地と合わせて・・・
そして、いよいよバラ型に流し込みます。
ここまでくれば、あとはオーブンに入れて、焼きあがりを待つだけ。
待つ間に用具と容器を洗って片付けます。
その後は、辻さんが用意された紅茶とフィナンシェ(最初のデモンストレーションで作った平型と持参されたバラ型)を頂きながら和みのひと時。受講者からはレーズンを入れたらどうでしょう、などと突っ込んだ質問も出ました。
紅茶とフィナンシェは、スタッフも御馳走になりました(う~ん、お世辞抜きに、大変美味しい!)。
そして、いよいよオーブンから取り出す時が・・・
そして・・・
おお・・・きれいな形で、出来上がっているじゃないですか。
バラの形の美しいこと!
こうして、作ったものはひとり3個づつ、さらに辻さんがあらかじめ作って下さったフィナンシェ3個づつも併せて6個を持ち帰ることが出来て、受講者の皆さんニコニコ顔で会場を後にしたのでした。
辻さん、楽しい講座を、ありがとうございました。