6月13日(月)、まちの先生企画講座2「初めての楽ちん運動~ゆるゆるストレッチ~」の第1回「呼吸法と姿勢で若返り」を石狩市公民館で行いました。講師は、ジャズダンススタジオ"ブレスカンパニー"所属の小泉純代さん。受講者は21名でした。
講座で使用予定の部屋はPタイルの部屋でしたが、今回は座って行う方が多いので、隣のカーペット敷きの部屋の方が良いとの市民カレッジスタッフの助言で、部屋を移して講座を始めました。
最初に小泉さんから、ストレッチは新陳代謝が良くなる・血行が良くなる・凝りが取れる・歩行が楽になる・疲れにくくなるなど、沢山の効果があると説明がありました。また、ストレッチは、身体の一部分で行うより全身でやる方が良く、年間を通してやる方が身体に良いとのことでした。
最初の運動
最初の運動は、2人が向かい合わせになり前屈します。部屋に鏡がないので、このようにして相手の方が何処まで 曲げる事ができるかを確認します。
背中伸ばし
次に床に座り足を伸ばします。背中は真っ直ぐにし、足と90°になるようにします。この姿勢で両手を上に伸ばし、息を吐きながら前に倒す。今度は両手を息を吸いながら元に戻します。
人は、力を出そうと力むときに「フッ!」と息を止めてしまいがちですが、息を吸うことで筋肉に酸素が行き渡ります。
両手伸ばし
背中を真っ直ぐに保ったまま、今度は上に挙げた両手を左右に倒します。息を吐きながら左に両手を倒し、息を吸いながら元に戻し、次に右に倒します。
首の運動
次は首の運動です。初めに首を前や後ろに倒します。首を倒すときは、息を吐き。戻しながら息を吸います。前後の次は左右に倒します。息を止めないで、吐いて吸ってを繰り返します。
肩胛骨の運動
座ったままの姿勢で、腕を後ろで組み、上げ下げをします。小泉さんは、座ったままでは後ろの人は見えないので、立って動作を見せてくれました。後ろでの腕を息を吸いながら上げ、下げなら吐きます。後ろで組んだ手の指を組み替えてもやってみます。逆手になるので、ちょっと感じが変わります。
肩胛骨の運動もしてみました。肩胛骨を息を吐きながら真ん中に寄せ、吸いながら戻します。
足首の運動
足首の運動は、床に足を伸ばして座り骨盤を90°になるように立てて行います。息を吐きながら足首を前に倒し、戻しながら息を吸い、後ろに反らしながら息を吐きます。
指の運動もしました。最初に親指の上げ下げ、次に4本の指も同じように上げ下げをします。
足首が硬くなると、歩くときにすり足になるとのことで、その予防になります。
立ち姿勢
歩くときは、膝を伸ばし真っ直ぐに立ち、アバラを伸ばして骨盤を前に出すようにして歩きます。よく見るのは、膝を曲げ上半身を前屈みの姿勢です。これは疲れやすいです。
小泉さんが、正しい姿勢を一人一人チェックします。まちの先生企画講座は、受講者の定数を少なめにしているので、このように受講者一人一人と話し合いながら進める事ができます。
最後は整理体操です。両腕を上に伸ばし、そのまま前に倒して両腕をブラブラ。力を抜きます。腕だけブラブラはダメで、上半身も力を抜いて腕に合わせます。骨盤を柔らかにするのが大事とのことです。筋肉が固いと、そこに贅肉が溜まるとのことです。
今日の運動の確認
本日の講座の最後に、講座の最初にやったように再度2人組で前屈してみます。今日の講座で身体が柔らかくなっており、講座の最初の前屈に比べ多く曲げることができました。「最初の前屈では指先しか付かなかったが、今は手のひら全体が床に付くようになったわ。」
笑いと楽しさのうちに講座を終了しました。第1回目の運動は、ゆるゆるストレッチの呼吸法を中心としたものでしたが、参加の皆さんは、「久方の運動で汗だくになりました。」、「気をつけて神経を集中すると結構きつかった。」、「普段いかに体を使わない処があるかがわかりました。」などの感想にあるように、良い運動になったようです。