11月16日(木)まちの先生企画講座4「生前整理に必要なコツと知識」の第2回「写真整理の方法~人生の振り返りをして、やり残しリストを作成」を石狩市公民館で行いました。講師は第1回に続き、竹腰美春さん。受講生は27人でした。
今日は5つのグループに分かれ、机上には7色の台紙とセロファンの袋が置いてあります。別の場所には、先生が作ったアルバムのサンプルと装飾用のシールがあります。受講者は、持参した写真、ハサミ、のりなどを机上において準備をしました。そこへ、HBCTVの取材カメラが入り一瞬緊張が走りましたが、すぐ和んで講座が始まりました。
以下その概要です。
◇写真の整理方法
○メモリーフォトを作る
1、写真の雰囲気に合わせて台紙を選ぶ
2、縦書きか横書きかを決める
3、写真を台紙の色から差し色用の折り紙を選ぶ
4、コメント用紙を選ぶ
5、写真の雰囲気に合わせてモチーフを選ぶ
6、コメントを記入
7、折り紙のサイズをかえたりしてレイアウトを決める
8、のりをつける
フォトフレームの隅に2~3cm隠れるので考慮する
○写真館のアルバムを整理する
重たいので自分の分、親の分、親戚の分などに分ける
○データ化した写真の整理をする
パソコンに入れる。消えることがあるので注意
○一番近いものをとっておく
災害の時、人探しに役立つ
◇生きてきた道のりの整理
・生まれた場所や両親の名前、学校の事
・小さいときはどんな子供と言われていましたか?
・入学した学校の名前、小学校・中学校・高校等
・子どもの頃の友達やはやった遊び
・親戚はどこでどんな仕事内容か
・社会人になって休日はどのように過ごしていたか
・自分が買った物で印象にあるもの
・旅行先で想い出深いのは
○やり残しリスト
・やり残したこと、やってみ見たかったこと
富士山に登りたい、ピアノを習いたい、ダンスを習いたい
写真のやり取りをパソコンでしたい、ボランティアをしたい
・行きたいところ(行って見たいところ)
思い出の地にもう一度行きたい
・会いたい人(あの人どうしているかな、昔の友人に会いたい)
いよいよ作業開始です。
各自作業を始めると、サンプルを見て工夫しながら写真を台紙に合わせ、シールの種類や貼り方を先生の助言を聞いて、貼っていきました。
HBCの取材を受けたり、となり同士で意見交換をしたり、楽しそうに制作活動に熱心に取り組んでいました。
メモリーズフォト作成の最後に、「どうしてこの写真を選んだのか」その理由を受講者ひとりずつ発表し合いました。妻との写真を選び「これを日頃の感謝として妻の眼に触れる所におきたい」という男性が一番大きな拍手をもらいました。
◇今日のまとめ
◇次回の予告
○受講者の感想を幾つか紹介します
「和気あいあいと楽しく作業ができた。思い出がよみがえり家族を大切にしようと思った。気が重い生前整理が楽しく前向きになった。」
「写真整理の仕方がわかった事と整理しながら当時を思い出し楽しくなって、精神的にもボケ防止にもなるかな?」
「義母の49日の法要があり、当日までにいくつか作って、お参りに来た方に故人を思い出してもらいたいと思います。良いきっかけになりました。」
「今回の出席で大きな問題の一つが手につく決意が出来ました。この冬の仕事としてゆっくり時間をかけて写真の整理をしたいと思います。」
「たくさんある写真整理の参考になりました。」