11月30日(木)まちの先生企画講座4「生前整理に必要なコツと知識」の第3回「葬儀やお墓、財産情報の整理。エンディングノートの内容」を石狩市公民館で行いました。講師は前回に続き、竹腰美春さん。受講生は27人でした。
竹腰さんは、前2回の要点と今日の講座のポイントを話され、本題に入られました。
以下その概要です。
◇葬儀やお墓
・プロフイルを書いておく
・線香のたて方は宗派によって異なる
・公営墓地=石狩には25か所ある
・民営霊園=ばらと霊園、石狩霊園
・その他=納骨堂(6親等まで入れるところがある)
◇お付き合いリストを作っておく
◇延命治療や臓器提供の希望
・自分の意志が伝えられない時は代わりに判断してくれる人を決めておく
・保険証や運転免許証などに臓器提供の意思表示カードを入れておく
・家族の同意がないと提供できない
◇認知症になってしまったら
◇資産と負債の確認
・銀行口座の確認
・保険や年金の確認
◇相続関係図を書いてみましょう
◇遺言書
◇エンディングノート
書式は多様である。自分に合ったものを選択し、手がけてみると良い
◇家族への想いを伝えましょう
生前に大切な人への想いを伝えられるように手紙に書いて残しておく
◇まとめ
竹腰さんが「大切な人への想い」を綴った手紙(例文)を朗読されたとき、教室内に感動的な空気が流れました。「生前中にこんな思いを伝えることが出来たら・・・」という思いはみなさん共通なように感じられました。
最後に、全3回の講座を振り返り竹腰さんの人柄がにじみでたアットホームな雰囲気の講座を終了しました。
受講者から寄せられた感想の幾つかを紹介(概要)します。
・昨年夫が亡くなり、生存中に整理しておいてくれればよかったのにと残念に思った。自分の時は子どもたちに面倒をかけないように元気なうちに生前整理をしたいとお思い受講し参考になった。
・残された者が迷わず悩まず負担をかけないようできる所から整理しようと思う。
・問題点と解決法について整理、不安が亡くなり今後の方向性が見えてきた。この学習をもとに今から準備して安心した老後を迎えたい。
・娘がいましたが子どもがいないため、お墓の維持のことが気がかりでしたが今後の参考にしたい。
・早速エンディングノートを書きいろいろ整理したい。相続関係図、勉強になった。
・生前に妻や家族へのメッセージを考えたい。死んでからでは遅いのかもしれない。