10月26日(金)、まちの先生企画講座2「今日から達筆になろう」の第1回「偏や冠をうまく書く方法」を石狩市公民館で行いました。講師は日本書道アカデミー・師範の谷中智子さん、受講者は18名でした。
今講座では、筆ペンを使って筆文字をうまく書く基本を3回シリーズで学びます。1回目は、横線や縦線、偏や冠などを美しく書くコツを学びました。
◇遠近法の字の書き方
・たて線は太く書く、さらに左線ほそく右線太く
・よこ線は丸く書く
◇トレース紙をのせて書いてみよう
〇筆ペンの持ち方
・80°に持ち斜めに置く
・紙を肘の直角に置く
・紙をずらす
〇トン・ツー・トンってリズム
Ⓐよこ線を書く
トン(小さい) ツー(速い) トン(大きい)
Ⓑ「丁」のたて線を書く
トン・ツー・トン・トン(二段階)・ツー(真横に持っていく)
©トン・ツー・トン・ツー・トン・ツー(真上へ)
Ⓓてん折
・穂先の書き方=骨法(ほねぐみ)
◇永字八法
・すべての文字の八種筆使いの基本になる
上の写真の4の書き方を覚えると上手くなる
2つ上の写真の6「十を切る」ことは大切、二段階で書く
・横線を越えてから払う
◇偏(へん)と冠(かんむり)
〇偏:右上がり 中心をそろえる 遠近法
〇冠:左小さく 右大きく 右上がり
中心をそろえる 中心から左右対称
谷中先生の的確な説明と精力的な個別指導、受講生の真剣さが相まって時間いっぱいの学習でした。運筆の基本を知ることによって、文字が美しく変化することが解りました。が、練習も大切ということで宿題も課せられたようです。次回は数字の文字練習です。