11月22日(木)まちの先生企画講座3「お雛様と吊るし飾り」の第2回「縁起さるぼぼ」を石狩市公民館で行いました。講師は、畠二三子さん、受講者は26名でした。
「さるぼぼ」とは、飛騨地方に伝わる人形。飛騨では、赤ん坊のことをぼぼと云うので、さるぼぼは、猿の赤ちゃん。畠さんによると「猿は9匹でないといけません、苦(9)が去る(猿)のです」とのこと。
4つのテーブルに分かれて、作り方開始。
さて、本日の細工は、猿の胴体を9つ作ることですが、畠さんが2つ作ってくれていたのであと7つです。
畠さんが最初にやって見せてくれたように布地を折って端を縫っていきますが、作り始めは、布をどのように縫ったら良いのか、なかなかのみこめず先生が頼りです。
そこで畠さんは、各テーブルを廻って教えるのに大忙し。
それでも、みなさん頑張って、1個、2個、3個と猿の胴体が出来上がっていきます。
7個(畠さんが作ってくれたものを入れて9個)出来たら、色の合うリリアンを選んで、結びます。
この結びも細かくて、みなさん一苦労。結んだら、胴体に糊付けします。
桜の枝の台木に色合いを考えながら9個並べて、糊付け。
最後にフウセンカズラの種の顔を付けて出来上がり。
フウセンカズラの種は、ハート形に白い部分があって、まさに顔にするにはうってうけです。
最初はなかなか作業が進まず、どうなる事かと思いましたが、1~2個胴体を作れば後は同じ作業なので、スムーズに進み、結局時間前に完成しました。最終仕上げで、不揃いのリリアンを切りそろえます。
そして、壊れないように、セロファンの袋に入れて持ち帰ります。
こうして、無事「縁起さるぼぼ」が出来上がりましたが、来週はもっと手がかかるとのことで、宿題として、今日作ったものと同じものを5個家で作ってきて下さい、と5枚の布地が渡されました。
今回も、出来上がった作品を愛しそうに手にして、みなさんニコニコ顔で帰られました。
最後にみなさんのコメントをいくつか紹介します。
「年齢を痛感しながら、たどたどしく作らせて頂きました。本当にありがとうございました。次もよろしくお願いいたします」
「手先の不器用さをつくづく情けなく感じた一日です。(それでも)可愛いさるぼぼが出来て、ありがとうございました。ため息交じりに、楽しい交流も出来ました」
「小さいので大変でしたが、何とか作り上げる事が出来ました。楽しかったです」
「楽しく作らせて頂きました。もうあと1回、ガンバッテ作りたいと思います」
「難しかったです。不器用な私には大変でしたが楽しかったです」