11月22日(火)、まちの先生企画講座4「初心者向け健康吹矢」の第3回「吹矢のための呼吸法」を石狩市花川北コミュニティセンターで開催しました。講師は、(一社)日本スポーツウエルネス吹矢協会公認指導員の南波修平さん、受講者は13名でした。
南波さんは「今日は前回やった基本の動作の復習と呼吸法をやりたいと思います」と言って先ず呼吸法について説明されました。
「呼吸法には、胸式呼吸と腹式呼吸のふたつがありますが、横隔膜を上げ下げして行うのが腹式呼吸です。意識して腹式呼吸を行う時にはまず息を吐くことです。吐かないと息を吸えません。やってみましょう!お腹に手を当ててゆっくり吐いて下さい。今度は鼻からゆっくり吸って下さい。これの繰り返しです。立ってやると分かりにくいので家に帰ったら寝っ転がってやってみて下さい。寝る前が良いです。5~6回やると良いでしょう。リラックス効果がある他に免疫力が高まったり、インナーマッスル(体の中の深い位置にある筋肉)が鍛えられたりします。」
「スポーツウエルネス吹矢は、胸式呼吸と腹式呼吸の両方を使って競技を行っています。試技の時に意識しながらやってみて下さい。基本動作の中に入っているのでやってみます。矢をつがえて息を吸いながら3秒で上にあげる時が胸式呼吸です。あげた筒を9秒で下した後息を吸いながら筒を構えますがここが腹式呼吸です。吸って吐いての繰り返しですが、5本矢を吹くとこの繰り返しの呼吸を5回やることになってパンフレットに書いてあるような効能が生まれるのです」
「そのあたりを意識しながらやって下さい。今日は人数がすくないので、何度もやれますよ」
「それではやってみましょう!」
「矢を入れます」
「3秒で筒を上げる間に息を吸って~」
「はい、そこから9秒で筒を下す間に息を全部吐きだします。今度は、息を吸いながら的を狙って・・一気に吹きます」
「はい、残心(残身)の後、下して下さい」
「こんな感じですが、あとは数をこなすのが一番です」
「メリハリをつけてやって下さい」
もう一組がやった後は、代わる代わる吹き続けました。
しかし、南波さんの合図があるときはみんなの動きが揃っていたのに、合図なしでやるとそれぞれの動きが揃いません。
まだまだ基本動作の習熟が足りないようです。
矢を吹いている間に、南波さんは一人ひとりに個別指導。
今回も丁寧な指導ぶりです。
後半は、点数を数えながらやりましたが、高得点が出たと思えば次は散々。なかなか安定しないようです。練習あるのみでしょうか!
そして、最後に集中して行った1ラウンドのみなさんの得点は?
あと少しで30点と云う高いもの。
これなら、3ラウンド75点の2級に匹敵します。
おまけでスタッフも挑戦させてもらいましたが、見事的中!お見事!
正に、門前の小僧の何とやら、ですね。
こんなハプニングもあって3回目が終了しました。
あと2回、頑張りましょう!
最後に受講者のコメントをご紹介します。
「運動はまるでダメ。でも吹矢ならできそうです。楽しみです」
「心の乱れ、意識の乱れがすべて呼吸にあらわれる。奥の深いものと気付かされました。一度、二度の練習でなんとかなるようなものではなさそうです」
「先週休んだので必死になってやりました。吹矢の世界にワープして、とても良い体験が出来ました。次回も頑張ります」
「3回目の吹矢ですがかなり慣れてきましたが点数が一定せずもっと練習がいるのかなあと思いました。でも楽しかったです」
「だんだん的に当たるようになってきました。同じに吹いても当たるのと当たらないのがあって、不思議です」