令和5年6月27日(火)まちの先生企画講座1『筆ペンで味のある文字を描こう』の第3回「筆ペンでお地蔵様を描こう」を石狩市民図書館視聴覚室で行いました。今回の講師は己書 札幌由美道場の安井由美子さん、受講者はスタッフを含めて16名でした。
今回は最終回で、お地蔵様の絵を描いて文字を入れる練習をしました。
以下、練習についての安井さんの説明です。
今回は見本図にあるようなハガキを描きますが、お地蔵様の絵を描く練習から始めます。お地蔵様には「顔」と「前掛け」と「体」の三つの部分がありますが、そのバランスが大切です。「顔」を3、「前掛け」を1、「体」を2の割合で描くのがコツです。顔と体の輪郭はうす墨用ペンで描き、前掛けは赤色のペンで描きます。また、顔の目と眉毛は黒色のペンで描き、頬は綿棒を使い朱肉をつけてポンポン押して描きます。
まず、お地蔵様の輪郭を描く練習です。
それに、前掛けや口、頬などの赤を入れて行きます。
お地蔵様の絵が描けたら、空いているスペースに文字を描いて行きます。
画仙紙はがきを使ってお地蔵様の絵と文字を入れ、落款を押すと完成です。いくつか練習成果を示します。
自分で良いと思うものを選んでホワイトボードに掲示して下さい。今日の皆さんの習作が出揃いました。いずれも大変素晴らしい出来栄えです。お地蔵様の顔が全員それぞれ違って描かれているのが良いところですね。これが己書の特徴です。
今回の講座においても、皆さん苦労しながら、それでいて大変楽しそうに取り組んでいました。特に、安井さんの「可愛い!!」や「いいじゃないですか!!」の声にのせられ、皆さんますますヤル気を起こして取り組んでいた姿が印象的でした。
今回の最終回に当たり、講師の安井さんから受講者とスタッフ全員に安井さん制作のハガキと台紙がプレゼントされました。有難うございました。
講座終了後、講師からサークルを作って継続してはどうかとの提案があり、7人が応募しました。サークルができ市民文化祭などで作品を発表されることを期待しています。
最後に、受講者の感想や意見のいくつかを以下に紹介します。
「大変たのしかった」
「とても楽しい時間でした!ありがとうございます」
「3日間の講座でしたが、とてもよかったです」
「3回とも、大変たのしく参加させてもらい、ありがとうございました」
「お地蔵様はむずかしいと思っていたが、描いてみたらすごく楽しかった」
「筆ペンで字を書くことがとても新鮮で楽しかったです。おのれ書のことがわかって、奥が深いことをわかりました。もっとたくさん書いてみたいと思いました」
「今後の趣味等に活かせそうな、また時間的にも楽しい有意義な講座でした。またぜひ、この様な実用的な楽しい講座をおねがいいたします。先生もとても親切でした。ありがとうございます」