令和6年7月16日(火)まちの先生企画講座2『大人のための絵本セラピー』の第3回「お話しのごちそう」を、いしかり市民図書館視聴覚室で行ないました。今回の講師は絵本セラピスト協会認定絵本セラピスト®の田中美代子さんで、受講者は12名でした。
『毎回申し上げておりますが、皆さんは大人になってから絵本を読んでもらったことがありますか?様々な経験をもつ大人だからこそ心に受け止めることが出来ることもあります。絵本を通じて自分を大切に思える時間、新しい自分を見つける時間になればいいと思います。
今日は「お話しのごちそう」というテーマで5冊の絵本を読みながら進めていきます。帰るときに絵本って楽しかったなとか読んでみようかなとか思っていただけるとうれしいです。』という田中講師の言葉で始まりました。
受講者にワークシートが配られ、「お約束ごと」について一言説明がありました。
1冊目は「おおきな おおきな きいろい ひまわり」という仕掛け絵本です。
ここでは読みませんが、もう一冊仕掛け絵本を紹介します。
2冊目は「かめれおんせん」です。
カラフルな温泉に入りたくなりましたよね。
読後、3つのグループに分かれてワークシートに記入後、グループ内でお互いの自己紹介をしました。
3冊目は「なまえのないねこ」というお話しです。
ねこは名前がほしかったのではなく、自分を呼んでくれる人が欲しかったというお話しでした。さて、皆さんは他の人にこんなことを言ってもらうと気持ちが高揚するというか嬉しくなるなぁという言葉をワークシートに書いてください。
その後各グループで発表し合いシェアする。
4冊目は「おおきな木」という有名な絵本です。
読後、各自感想をグループ内でシェアする。
ほんだきんいちろうさんが翻訳した絵本を読みましたが、最近は村上春樹さんが翻訳して出版されており、木を女性に例えています。
最後は「レミーさんのひきだし」という大人向けの長いお話しです。
3回目は「お話しのごちそう」というテーマでしたが、よく大人は絵本なんて見れば分かるよと思っている方が多いと感じますが、よく読んでよく噛み砕いておなかを一杯にしてほしいと思います。本日はありがとうございました。
残り5分しかありませんが、「ゆうやけにとけていく」という締めに相応しい絵本を読みます。
以上が講座概要ですが、最後の講座も表情豊かな田中講師の朗読や笑顔に癒やされる時間でした。
最後に、受講者から寄せられたコメントをご紹介します。
「童心に返って講座を受講。とてもいい時間を過ごしました。これからの生活の中にも絵本を通じて学べることをうれしく思いました」
「色々な絵本を紹介して頂いたのがよかった。できれば受講者にも読み聞かせの体験をさせてほしかった。仕掛け絵本を集めているので興味深く拝見しました。子供の頃の夢は紙芝居屋さんになることでした」
「4歳半の孫が来るのでひまわりの仕掛け絵本をやろうと思う。もう一冊の仕掛け絵本もいいなぁ。絵本の良さがじわじわと伝わってきた。よかったです」
「素敵な時間でした。心が豊かになるというかグループでの話し合いの時間も有意義で思わず弾んでしまいました。ありがとうございました」
「日頃忘れている素直な気持ちに戻ることのできた90分でした」
「普段、普通に話題に出ないような個人的な事を改めて話す機会があり、お互いに笑い合ったり、絵本の話(物語)に心打たれたり、とっても感慨深いひとときでした」
「心のtherapyになりました」
「心あたたまる時間でした。ありがとうございました」
「ゆっくりした時間を過ごせました。よかったです」